パンセクシュアル宣言

周司あきら

定価 2,200円+税
判型 四六判 ソフトカバー
頁数 208ページ
ブックデザイン 潟見陽(loneliness books)
発売 2026年6月20日
ISBN 978-4-911592-03-8

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長らくパンセクシュアルは、脚注や補足でしか語られないセクシュアリティだった。
どうやらこの本は日本語圏では初めて「パンセクシュアル」を冠した一冊になる。
(まえがきより)

なぜ人は一つの性別しか好きにならないことになっているのか?
バイセクシュアルやパンセクシュアルの立場から問う。

「バイ/パンセクシュアルは誰とでもセックスするんでしょう?」「男女どちらとも交際経験がなければ、バイセクシュアルといえないのでは?」「バイセクシュアルは二倍選択肢があってお得だよね?」といった誤解と偏見を解き、二元論を無効化する――あなたや私がありのままにパンセクシュアルであるために。

特別対談 東海林毅 青山薫 近藤銀河

【著者プロフィール】
作家、主夫。単著に『トランス男性による トランスジェンダー男性学』(大月書店、2021)、『男性学入門 そもそも男って何だっけ?』(光文社新書、2025)、『ラディカル・マスキュリズム 男とは何か』(大月書店、2025)。共著に『埋没した世界 トランスジェンダーふたりの往復書簡』(明石書店、2023)、『トランスジェンダー入門』(集英社新書、2023)、『われらはすでに共にある 反トランス差別ブックレット』(現代書館、2023)などがある。

【目次】
まえがき――パンセクシュアリティを脚注からタイトルへ移す
第一章 問い
 言葉について
 素朴な疑問
対談①東海林毅さん バイセクシュアルとアロマンティックを生きる
第二章 経験 
 「バイセクシュアル」を知る前
 私はバイセクシュアルだった
 レズビアンバーへ
 パンセクシュアルに、なる
 感覚のズレ
 男になったら
 性同一性障害の診断
 体を使った実験
 男性学で考える
 アセクシュアル化
 政治的パンセクシュアルとしての目覚め
対談②青山薫さん バイセクシュアリティの見えない困難
第三章 理論 
1 「性的指向」とは何か
 性的指向の発見
 パンセクシュアルは性的指向なのか
 「性的」「指向」の再考
2 モノセクシズム
 異性愛者の立場
 同性愛者の立場
 性愛規範、異性愛規範、モノ規範
3 同性愛者とは異なる課題
 自認に至るプロセス
 二重の差別
 異性愛者特権?
 バイセクシュアル消去
 調査漏れ
 歴史の抹消
 メディアの表現・表象
 不誠実というスティグマ
 男性中心主義
対談③近藤銀河さん 変容するパンセクシュアル
第四章 パンセクシュアル宣言
 ホモフォビアに抗う
 フェミニズム運動である
 二元論を無効化する
 性別の決めつけを拒む
 性別の序列化を拒む
 時間を尊重する
あとがき